決してあってはならない運命だった、、
小人の少々と心優しき病弱な少年の交流。
人間の家のある場所で生活している3人の小人家族、彼らの生活は人間からの“借り”によって成り立っていた。
彼ら以外に人はおらず文字通りひっそりとしつつも、朗らかにたくましく生活していた。
ある日、少年が手術前の療養としてその家へやってくる。
彼の家族は皆仕事で会えず、彼の姿はどこかマイナスな様子。
そんな時出会ってしまったのだ、、。
少年の小人に対しての優しい想いや施しは彼の想いとは裏腹に、アリエッティ含む小人家族には“危機”として捉えられてしまっていた。
しかし、彼らの間には徐々に警戒心は解けていき友情のようなものが芽生え始めていた。
だが、運命は“会ってはならないモノ同士”
最後の時が訪れようとしていた。
遠く離れている人種や種族でも、文化や考え方が違えど、、心の底にある“想い”はきっと伝わるのであろう。
確かに世間的な大きくモノゴトを変えていくことは難しいかも知れない。
だが、それでも自分の行動次第で個人的な価値観や生き方は大きく変えていける。
このことは直接的にはこの作品では表現されていないかもしれない。
しかし、少年の“アリエッティ、彼女は僕の心臓のようなモノだ”。そのようなひと言に
私はそう感じたのである。
彼は人間が何年生きても経験できない唯一無二のかけがえのない出逢い、そして財産ができたのだから、、。
ミニチュアサイズの小人の生活区域
観ているだけで心踊るような魅力がある。
人間にとっては小さな家や物も彼らにとって
大冒険なのだろう。
その世界観はとてもよく描かれていた🙆♂️
大きな物語の展開やストーリーがあるわけではない。だが、こころに残る生涯の不思議な想い出を共有できたような作品。