あざらし

借りぐらしのアリエッティのあざらしのレビュー・感想・評価

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)
3.8
「僕はあの年の夏、母の育った古い屋敷で1週間だけ過ごした。」

スタジオ・ジブリ作品です。

崖の上のポニョの原画を担当した米林宏昌監督の初監督作品です。

少年が夏休みに訪れた古い古い一軒家。
そこには、小さな小さな人々が住んでいたのでした。

小さな家族と、屋敷に住む病弱な男の子の触れ合いを描いた作品です。

「怖がらないで。
…今日、庭で君を見かけたよ。」

ジブリらしい、夢のあるお話です。
小さなアリエッテイの髪留めが洗濯バサミであったり、マチ針を剣として使ったりという発想がとても可愛らしくて素敵です。

虫たちのように小さな生き物から見る、私たち人間の暮らしが新鮮に映ります。
小さな生物からは、台所を少し歩いて角砂糖を失敬するだけでも大冒険ですね。

背景も洋館の可愛らしい家ではありますが、日本に生える美しい草花が細かく丁寧に描かれていてとても綺麗です。

子供のころ、誰もが夢見た小人たちとの出会い。そんな夢を叶えてくれる優しく素敵な映画でした。

「初めての借りよ。
うーんと、練習してきたんだから。」