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借りぐらしのアリエッティのKenzOasisのレビュー・感想・評価

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)
3.5
「借りぐらし」

人間の住む家の中を縫うように移動し、人間の持ち物をちょっとずつ「借り」て、床下にひっそりと暮らす小人の種族。活発な女の子のアリエッティもまたそのひとりで、彼女は両親と3人で暮らしている。夏のあるときその屋敷に、翔という、心臓の病気を抱えた少年が療養のためにやってくる。翔はアリエッティたちの存在に気付き、接触を試みようとするのだが…

観れてないことに今さら気づいた。なかなか良かった。
宮崎駿さんとはかなり表現のしかたが違うなあ。でもやっぱり好きです、ジブリ。今回はかなり、女優や俳優出身の方がキャストに多め。

「借り」の壮大な冒険感はワクワクする。

「君たちは滅びゆく種族なんだ」なんて言っちゃう翔くんは、自分と同じように死ぬしかない運命をもっている、と感じる存在が嬉しかったのかな。
だけど必死に、懸命に生きようとする姿に勇気をもらった。その後はそれぞれどうなったんだろう。

すごく静かで落ち着いた作品でした。
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