kazu1961

借りぐらしのアリエッティのkazu1961のレビュー・感想・評価

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)
3.6
▪️Title : 「借りぐらしのアリエッティ」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2010/07/17
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards : 第34回日本アカデミー賞
最優秀アニメーション作品賞
🕰Running Time:94分
▪️Appreciation Record :2020-234 再鑑賞
▪️My Review
ジブリ 作品の中でも、辛口な意見の多い本作ですが、私は音楽、雰囲気を含め非常に高水準なファンタジー作品だと思います。
ファンタジー。「小人」が自分の家に住んでいるなんて、夢のある話なんだと思いながら観ました。家具、虫、猫全てが「小人」目線。リュックの後ろに安全ピンがついてたり、両面テープで壁を登ったり。小人たちの工夫一つ一つが目からウロコで楽しくなります。
そして、「小人」目線での音と全体の世界観を司っている音楽がほんと素晴らしいです。
神木隆之介演じる少年ショウのアリエッティと出会ってからの成長も見逃せませんね。
スタジオジブリと言えば非現実的なストーリーで、それでいて世代を超えて楽しめる、子どもにも大人にも愛される作品がたくさんそろっています。なかでも本作は、「小人」の存在を想像させてくれる優しい愛に包まれた映画です。
声優陣が豪華なのも、さすがジブリだと言わざるを得ません。映画の題名にもなっている「小人」、アリエッティの声は志田未来が務め、小人と出会って夢のような経験をする少年、翔には神木隆之介が命を吹き込みます。特に翔のキャスティングは、キャラクターデザインの段階から神木隆之介を想定していたようです。作画スタッフは作画ルームにも神木のポスター等を貼り、動作・表情の研究をしたとされ、神木は翔のキャラクター自体のモデルとされているんですよね。さらにアリエッティの父に三浦友和、母に大竹しのぶ、加えて藤原竜也や樹木希林など豪華さに驚かされますね。やはり、樹木希林は味があります。
本作、翔とアリエッティの対等な交流を描くことで、翔の心が解放されてゆく物語を描いているんですね。
物語は。。。
古い家の台所の下に住み、暮らしに必要なものはすべて床の上の人間から借りてくる借りぐらしの小人たち。そんな小人一家の14歳、アリエッティは、好奇心と伸びやかな感性を持つ少女。だが、人間に見られないよう、目立たないよう、つつましさと用心深さを求められる毎日を送っていましたが。。。

▪️Overview
イギリスの女流作家メアリー・ノートンの児童文学「床下の小人たち」を、スタジオジブリが映画化。監督は「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」で原画、「ゲド戦記」で作画監督補を務めた米林宏昌。企画・脚本に宮崎駿。身長10センチの小さなアリエッティ一家は、人間が住む家の床下で、さまざまな生活品をこっそり借りて暮らしていた。彼らの掟は「決して人間に見られてはいけない」ということ。しかし、アリエッティはその家に引越してきた少年・翔に自分の姿を見られてしまう。(引用:映画.com)

声の出演は、志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也、三浦友和、樹木希林。
kazu1961

kazu1961