ぞみ

借りぐらしのアリエッティのぞみのレビュー・感想・評価

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)
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とっても久しぶりに再鑑賞。いつぶりだろう。久しぶりのはずなのに、登場人物たちの言葉をなぜだか覚えていた。そうだ、このセリフ、ってひとつひとつが心にしっくりきて、きっとすごく考え抜かれた言葉なんだろうなぁって思いました。

しょうくんかっこいい。美しい。優しくて強い。好きすぎる。

儚い、一瞬の出会い。その一瞬が、しょうくんの心臓の一部になって、今でもしょうくんと生きているのかな、アリエッティの心にも、生きているのかなって思ったら、とっても心があたたかくなる。素敵な作品です。

借りぐらしたちにどうしても感情移入してしまうから、はるさんのこと「むかつくおばさん!」って思っちゃうけど、はるさんからしたら、ただの興味なんだよなきっと。珍しい生き物みつけた!可愛いハムスターいた!みたいな純粋な興味。別に困らせてやろうとか、悪いことしてやろうとは思ってないんだろうなぁ。それが怖い。(まあ、しょうくんの部屋に鍵かけたのは完全に悪いけどな……シンデレラの継母かっての)

音がとにかく良い…!雨音や足音、小人たちの聴いている大きな音の世界、しょうくんの手にキャッチされたときやお別れの時に音が消えること、全て最高です。
そして絵がとっってもきれい。最高、ああ、ジブリだなぁ……って。
よく見たら、ギターのネックやら30cm定規やらがアリエッティたちの足場になっていてくすっとしてしまいました!細かい!

ジブリ大好きランキング更新しちゃうわ!

1時間半ほどの短いお話で、テンポよく進んでいきますが、きれいにまとまっていて、楽しかったです。
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