東京キネマ

トラブル・イン・ハリウッドの東京キネマのレビュー・感想・評価

3.0
現役プロデューサーの回顧録が原作らしいので、臨場感はそれなりにありますけれど、はっきり言えば楽屋落ちの話なんで、全然面白くありませんね。

多分ね、アメリカ人でも業界に近い人じゃないと、葛藤の芯の部分は理解できないんじゃないかと思いますし、だから、素人が想像できる程度の話しかエピソードになっていないんでしょう。 それがつまらない原因です。 エグゼクティブ・プロデューサーとライン・プロデューサーの違いも解らないし、第一、編集権がプロデューサーにあるのか、演出にあるのか、ってのもピンときませんしね。

プロデューサー・システムは良くできているシステムだとは思うんですが、日本のみならず、ヨーロッパもディレクター・システムですからね。 だから映画が商売としての感覚から程遠いものになってしまったというのもあるとは思うんですが、それにしても、本映画の主人公は離婚して、毎月3万ドルの養育費を払っても、それなりの生活が出来るってことは、1ミリオン・クラスの年収なんでしょうか。 凄いねえ、うらやましい限りです。。
東京キネマ

東京キネマ