悪役こそが華。影が薄いバットマンという構図は、
どのシリーズでも割と共通なのですが、
久しぶりに見直してみたら、面白いですねえ!
ジャック・ニコルソンのジョーカーは既に完成形でしたわ。
笑い方といい、あのダンスシーンの華麗な杖振り回し。
しかも「ダークナイト」のジョーカーより、
けっこうな人数を殺してますね。マッドネス!
ちなみに殺さず精神のバットマンでさえ、
今作では(え?今の殺してないか?)というシーンがあったぞ。
ウェイン家は相変わらずの豪邸で、
随分と長い食卓によりソーシャル・ディスタンスを守ってます。
若いキム・ベイシンガーはセクシーで美人だ。
なんか、ミーガン・フォックスもその系統かなと思った。
クリストファー・ノーラン版は意外にも今作と
殆ど同じ作りをしていた。
裏社会を牛耳るマフィア達の会合に現れるジョーカー、
悪徳警官は出てきたり、ハービーデント出てきたり、
大勢のいる前で銃をぶっ放したり、テレビジャックしたり、
貴族が集まる場に軍団で登場したり(今作では美術館)
乗り物でジョーカーに近づくが、
ジョーカーを撃てないバットマンが逆に窮地にたたされたり、
最後は高い所でのバトルなどなど。
それが今作の方はティム・バートン色でまくってるわけだ。
それにしてもジョーカー軍団の皆さんも楽しそうだから、
見ているこっちも楽しくなる映画だなあ。