秀ポン

バットマンの秀ポンのレビュー・感想・評価

バットマン(1989年製作の映画)
2.9
ほぼ少女漫画。

ジャックニコルソンがはっちゃけてて面白い。特に美術鑑賞と終盤の金配りパレード。権威の否定者っていう意味では凄いストレートなジョーカー(道化)だった。

終盤になって急にジョーカーとバットマンの過去の因縁が明らかになっていた。しかしそれがなんらかの意味を持つでもなく、その因縁がなかったとしても特に支障はなかったであろう決着の付け方をしていた。

食事を共にしたことでバットマンの中でヒロインは家族認定されて、もうジョーカーに家族を奪わせはしないってことなんだろうけど、相手がジョーカーである必要あるか?
ダークナイトのように、社会の価値観の外側にいる道化が、同じく社会制度の外側で悪を裁くバットマンに正義とは何かを問いかける、みたいな鏡像関係でもなく、ただ偶然因縁があった2人。みたいな感じが乗れなかった。

ジャックニコルソンがウキウキで美女を怯えさせているのを見る映画だった。
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