すごくいい感じに世紀末感出てますね!
アメックスカードが引き合いに出されるあたり、時代の雰囲気も感じ取れます。
ティムバートンの作品をティムバートンたらしめるものは
夜
夜の光
ネオンカラー
サイコパス
この辺りな気がします。
バットマンの魅力を引き出すならティムバートンの世界観がベストマッチだよね、
と感じました。
終始一貫した、暗い闇夜に光る赤、白、緑。
(これはある意味文化で、planet of apesや、invisibleなど、後のSF映画に引き継がれる感も)
そんな幕上の輝きが素敵な映画ですね。
ゴッサムシティの場末感って夜のステージ感あってかっこいいですよね。(マッドマックスとはジャンルの違う場末感)
警察は飾り、市長はイベントのことしか頭になく、記者もペラい、市民はカネに踊らされ殺される。
ロクなやつ出てきません。
が!良い映画に善人はいない説を唱えてみる!(特にバートン作品、シザーハンズとか!)
ジャックニコルソン演じるジョーカー。
不気味なおっさん演らせたら強いですね。
街全体が狂っていたら、その中で一番狂ってるヤツがそこを支配する。バットマンも含めて。
ダークナイトではこのアンチテーゼとして狂気でない力への渇望と絶望を描いてますね。
狂気
バットマンからぼくが最も感じるものであり、これが苦手で幼少期から避けてきた感はあります。
この後観ますが、リターンズのペンギンが生魚を食べるシーンで消しました。(当時5歳とか)
今作に関しても、ジョーカーの狂気は死ぬまで保たれ、街は表面的な平和を手に入れて幕を閉じる。
2018年の僕の感覚で見たら、根本的には何も解決してないけど目の前の大敵をとりあえず倒した、という80's filmによくある感じな気はします。
だからこそシリーズとして成立するんでしょうか。
でも総評としては観てよかったと思います!しばらくバットマンシリーズを観ていきます。
p.s
先日は、投稿しまくってすみませんでした!過去に観た映画を一気に整理したくて。