社会のダストダス

バットマンの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

バットマン(1989年製作の映画)
3.6
Q:好きなバットマンは誰ですか?と聞かれたら ベン・アフr… いや、マイケル・キートンかなぁ、みんな違ってみんな良い。

Q:好きなジョーカーは誰ですか?と聞かれたら ヒース・レj… いや、ジャック・ニコルソンかなぁ、これもみんな違ってみんな良い。

ちなみにバットモービルは断トツでこの作品が一番好き、謎の技術と用途の結晶。

犯罪都市ゴッサムシティ。ゴッサムの大富豪ブルース・ウェイン(マイケル・キートン)はバットマンとして犯罪者と戦う裏の顔がある。化学工場で、裏社会を牛耳るマフィアの幹部ジャック・ネイピア(ジャック・ニコルソン)が警官隊と交戦していると聞きつけ駆けつける。バットマンとの格闘末、ジャックは薬品槽に転落、一命をとりとめその場を逃れるも、肌は真っ白になり、顔の神経が麻痺し笑ったような引きつった表情になってしまう。

ちゃんとジョーカーのオリジンから始まるストーリー。映画のジョーカーは作品ごと、演じる俳優によってバックボーンが全く異なるのが面白い。
鳥人間に縁のある役者マイケル・キートン主演、人生ジョーカーみたいな怪演の教祖ジャック・ニコルソンがそれに対する。そういえばこの頃はバットマンはマスクを被ってもしゃがれた声にならない。

ティム・バートンのダークなゴッサムシティにほどよく荒唐無稽でコミカルな描写、ジョーカーがバットウィングを撃ち落とす時のやたらに長い銃がウケる。ジョーカーの化粧品のCMが特に好き。
ダニー・エルフマン作曲のあのテーマ曲、「ジャスティス・リーグ」でかかった時は凄くテンション上がった。

ヒーローはしばしば葛藤する姿が描かれがちだけど、本作のバットマンは「なぜこんなことを?」の問いに対し、「他に誰がやる」と簡潔なのが良い。