YasuhitoArai

13回の新月のある年にのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

13回の新月のある年に(1978年製作の映画)
3.5
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品。
男性から女性へと性転換したエルヴィラだが、男性のパートナーに相手にされず、男装して男娼を求める。ついにはパートナーが家を出ていった。別離した妻と娘、幼少期に世話になったシスター、性転換の契機になった男と再度出会い、エルヴィラ自身が内省されてく話。

監督やら美術やらほとんどをファスビンダーがやっており、自身の性的マイノリティを反映した作品。
映画冒頭「ベニスに死す」でも流れていたマーラーの音楽が流れ、男同士が股をまさぐってると思ったら、「アレがねえじゃねえか!」とぼこなぐりにあって、開始10分ぐらいズボン半脱ぎの主人公に笑った。

長いシーンに長い独白のシーンが多く、油断すると寝てしまう。
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