亡き作家の伝記執筆をめぐる人々の「関係性」を語った傑作。閉鎖的ではあるが、豊穣なウルグアイでの生活への憧憬(この画の美しさといったら!それだけでも目に楽しい。)と足枷。妻と愛人、その娘。兄と恋人。主人公と恋人。側から見たら憎み合っているのではないかと容易に想像してしまうはずの、言葉では語り尽くせない感情の交錯と、動き出す人生が優しく描かれている。何ともたまらない気持ちにさせてくれる作品。とてもとても好きです。
名優アンソニー・ホプキンスとローラ・リニー、佇まいが美しいシャルロット・ゲンズブール、そして最高に素敵な真田広之!!!まで堪能できる贅沢なキャスティング。
昼間からシャンパン飲みたくなります。