矢口

イノセンスの矢口のレビュー・感想・評価

イノセンス(2004年製作の映画)
4.2
何度か見れそうな耐久性のある作品。動物、子供、大人、人形、機械、に対して人間またはポストヒューマンを問う。どこから人間でどこまでが人間か。そして禅の精神にも通ずる世界観を提供する。ここらの論点では日本人は理解しやすく、西洋の人はなかなか難しい。日本人が撮る価値のある映画であった。しかし西洋哲学にも思弁的実在論など禅に通ずる概念が芽生え始めている。早い段階で、日本人が日本人である自覚が必要かもしれない。
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