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ソウ2のTEPPEIのレビュー・感想・評価

ソウ2(2005年製作の映画)
1.8
「ゲームオーバー!」がすっかり板についてしまった2作目(言わない時もあるが)だが、元々SAWシリーズとは別物のストーリーを合流させたのは有名な話。今回はゲーム対象者も増えるし、ジグソウは無駄に出てきて終始くたばりそうなジジイとして、作品を引っ張る。作品自体は悪くはないが、閉鎖空間としての演出は前作に軍配。そして「こういう方向性でいく」という匂いを漂わせてしまった決定作でもある。より痛いシーンが続くが、何だか相変わらずの粗さがいちいち目立ってしまう。今回の場合は洋館で毒ガス食らった8人が解毒剤を探すというスタートだが、なんだかもう洋館である意味も8人である意味も微塵も感じず、全体的に雰囲気がガラリと変わった。サイコスリラーとしては安っぽさが気になって、とりあえずオチもジグソウにしては詰めが甘く、これまた安っぽいどんでん返しがある。エリック刑事頑張ってくださいよ。
総評として、「SAW 2」は前作で勝ち取ったスターターをまたスローにしてしまった。ちなみに予告編はシリーズいちワクワクした。
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