「人か獣か 声なき声を聞く。
その恐ろしき音。」
研究所では研究結果が確認されていました。バーンズ博士と助手の娘キャシーは芳しくない研究結果にため息をつくのでした。あと一歩で人体実験に入れるのです。
研究は攻撃性を高める薬の開発です。
そこへ、研究者の一人トシが興奮した状態で飛び込んできます。
彼は注射器で薬を投与していたのでした。
トシは神経伝達物質を大量に使用しようとしますが、途中、アクシデントがあり…
キングコブラとガラガラ蛇を掛け合わせて作られたセス。
研究所の事件によって、凶暴性を増したまま逃げ出してしまいました。
最恐ヘビによるパニック映画です。
街の保安官のケイトは医師であるブラッドと別れたばかり。小さな街では噂になっていました。
B級バリバリの映画です。
何がB級かというと、脚本がわざとらしくストーリーが自然ではありません。面倒なところは台詞でまかなってしまっているところも残念です。
カメラワークも演出も古い印象なので、70年代の映画かと思ってしまいました。
しかし、こういう映画はこういう映画として良いです。
ヘビは物凄く巨大ですが、襲うシーンは迫力なく、食べられる肝心のシーンは影で誤魔化されたりします。
ヘビはぬいぐるみの質感が出てしまっていますが、そこに尻尾がチリチリ動いて、頑張ってぬいぐるみらしさを切り抜けようとしているところがご愛嬌です。
「ヘビが一年間に殺す量は、サメが100年殺す量より多いんだ。」
…ノリユキ・パット・モリタはベストキットのミヤジにしか見えない…