みおこし

ピートとドラゴンのみおこしのレビュー・感想・評価

ピートとドラゴン(1977年製作の映画)
3.6
ディズニー・デラックスで貴重な作品をようやく鑑賞できました!リメイク版を先に観てしまったのですが、個人的にはミュージカル仕立てのオリジナル版のほうが世界観もやっぱり好きでした。

孤児のピートは、ケチな商売で生計を立てているゴーガン一家の下で働かせられ、唯一の友達はドラゴンのエリオットだけだった。ある日、港町にたどり着いたふたりは、灯台守のノラと仲良くなり、一緒に暮らし始めるが…。

とにかく音楽が素敵!TVでもよく使用されるバラード「水辺のろうそく」がいきなり流れる冒頭から始まって、ディズニーランドのエレクトリカルパレードでも使用されている「ブラズル・ダズル・デイ」も楽しいし、ピートとノラがエリオットについて歌う心温まる楽曲「それはむずかしい」も最高。ピートとエリオットの美しい友情を彩る名曲ぞろいでした。個人的には、エリオットも一緒に歌う(鳴く?)「ブー・ボップ・ボップボップ」が可愛くて大好き!

今となっては昔懐かしいアニメーションと人間の共演。リメイク版ではCGでそのもふもふ感が再現されていましたが、アニメーションのエリオットも逆に味があって愛くるしい!ピートとエリオットが見つめ合うシーンだけで、思わず目頭が熱くなりました。合成前はキャストはみんなどんな風に撮影していたのか気になります。

ノラ役のヘレン・レディをはじめ、脇を固めるのは演技派ぞろい。『ポセイドン・アドベンチャー』で共演していたレット・バトンズとシェリー・ウィンタースがコメディ演技で楽しそうに共演していてほほえましかったです。ミッキー・ルーニーもノラのお父さん役がぴったり!
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