521号

愛情の決算の521号のレビュー・感想・評価

愛情の決算(1956年製作の映画)
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神保町シアターの環境、スタンダードのモノクロめっちゃ観やすくないですか。

めっちゃアメリカ映画っぽい。
たぶん演出の手法もそうだけど、三船敏郎と原節子っていう役者が映ると画面はそうなるのだろうか。

障子の内と外で物語を挟みこむのがうまい。
風呂桶からあがる尋常でない湯煙、いったいあれは。
キューカーの奥様は顔が二つのところ、原節子の視線の動きが演技的でよかった。

佐分利信による佐分利信の描き方が秀逸だった、妙な立体感があってキャラクターの立ち上がりがいい。
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