トム・サヴィーニのリメイク版は観ていたんですが、こっちのロメロのモノクロのオリジナルは恥ずかしながら初めて観ました!レンタルとかにはなかなか置いて無くて。。
やはり、これを観てしまうと…凄い。モノクロだが、むしろこれはモノクロの方がいい。
ゾンビののろさ…
これ観ちゃうと…
やっぱこれだよね。
ゾンビののろい群れを一気に駆け抜けてみたい!そういう夢を抱いてしまうほどのこのゾンビの哀愁漂うノロさ、動き。
たまらん…
やはり、ゾンビ映画の金字塔でした。
後年に渡って数多く作られるゾンビ映画の礎。もうゾンビものはコメディものやら、恋愛ものやら、一つのジャンル。ここから、全ては始まっている。やはり、ジョージ・A・ロメロは偉大すぎる。ロメロのゾンビは、社会風刺を盛り込み、人間の醜さを見せつけてくる。普通の怪物パニックものではないのです。
全編に横溢するカニバリズムや反モラル的ラストなど当時のタブーに挑戦した内容は、根底に流れる独自の社会性が当時の世相を反映しており、大傑作となっております。
父の墓参りの途中、バーバラと兄のジョニーは生ける屍(ゾンビ)に襲われる。兄を殺された恐怖と悲しみの中、バーバラは近くの民家に逃げ込む。民家には黒人青年のベンのほか、若いカップル、中年夫婦と大怪我を負ったその娘が集まってくるが、外部との連絡も取れないまま、周囲はゾンビの群れに取り囲まれていた………
リメイク版もよこったけど、こっちの方が自分は好きです。