デニーロが
誇りを持っていた仕事を退職し
成長した子供達も遠くに住み
妻に先立たれた寡黙な男の
キチンとした暮らしと寂しさとを
とてもよく演じていた。
(当たり前か、デニーロだもの)
その彼が
子供達を訪ねて
彼等の住む街へ旅をする。
ニューヨーク、シカゴ
デンバー、ラスベガス
けれども
子供達も大人になり
それぞれに秘密にしている事もある。
みんなが優しいがゆえに、切ない。
せめて一年に一度でも
家族みんなが元気で食卓を囲む
それだけでも
とてもとても幸せな事なんだなと
しみじみ思った。
大きな木陰のできる
芝生の庭が欲しい!
そこで食事したり
本を読んだりしたい。