みおこし

ハッピー・ロブスターのみおこしのレビュー・感想・評価

ハッピー・ロブスター(1959年製作の映画)
3.4
ジャック・レモンとドリス・デイという、名前を聞くだけで思わず元気が出て来る最強コンビによるコメディ。なんとミュージカルではありません!観るまで勘違いしていました!(笑)

ロブスターの養殖をしながら女手一つで2人の子供を育てるジェーンは、ある日出荷したロブスターを台無しにされ、友人の弁護士ジョージとともに彼らを訴えることにするが...。

いやー、2人ともエネルギーの塊みたいなコンビなのでとにかく元気!終始元気!!
早くに夫と死別した彼女を暖かく見守るジョージとの健気なロマンスも描きながら、一世一代の訴訟に打って出るジェーン。
1950年代の作品にしては、かなり珍しい自立した女性を描いているのが印象的でした。
ジャック・レモンに自分の本音を押し殺して陽気に振る舞う男の悲哀を演じさせたら右に出る者はいませんね...!本作のジャックもまた彼にぴったりな役で、ファンとしてはとっても嬉しい作品でした。

途中のボーイスカウトとの合唱シーンだけ、2人の歌声が聞けるのが貴重。歌詞も思わずにっこりしてしまう可愛らしい内容なので癒されました。
ラストも、何だかんだの大団円!(笑)なんて牧歌的な作品なんでしょう...。
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