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ヒズ・ガール・フライデーのkazu1961のレビュー・感想・評価

ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)
3.8
▪️Title :「ヒズ・ガール・フライデー」
Original Title :「His Girl Friday」
▪️Release Date:1986/09/19
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-062 再鑑賞
▪️My Review
とにかく早いっ!!怒涛のようなマシンガントークとアドリブの数々にふりまわされつつも、ポイント、ポイントで笑わされているそんな感じのラブコメディです。
畳み掛ける会話と急激な展開で観る者を牽引するとてもセンスの良い作品です!!
こういうテンポの先が読めない作風のコメディを「スクリューボール・コメディ」と言うらしいです。
本作は、ハワード・ホークス監督・製作で贈る、敏腕女性記者の活躍をテンポ良く描いた先が読めない、まさしくスクリューボール・コメディの傑作です。
ベン・ヘクト、チャールズ・マッカーサーによる戯曲『フロントページ』の2度目の映画化になります。ちなみに、1度目は『犯罪都市』、3度目は『フロントページ』、4度目は『スィッチング・チャンネル』で、『スィッチング・チャンネル』は『ヒズ・ガール・フライデー』のリメイクなんですね。
これほどの完成度の作品が、製作から半世紀近くも日本公開されなかったのが不思議ですよね。

ちなみに「ロビンソン漂流記」より“頼もしい男”の意味で用いられるフライデーという愛称から、頼もしい女性を“ガール・フライデー”と呼ぶようになったのはこの映画がきっかけだといわれています。(参考:スターチャンネルjp)

それにしてもケーリー・グラントの役柄はいい加減で好きにはなれないですね(笑)

▪️Overview
1940年度のアメリカ作品。ハワード・ホークスがベン・ヘクトとチャールズ・マッカーサーの戯曲『フロント・ページ』を映画化した作品で、いわゆる史上おそらく最も速いペースの喜劇映画と称される「スクリューボール・コメディ」の代表作の一つとされる。ロザリンド・ラッセル演じる早口で威勢のいいヒルディはホークス的女性像の典型例と言われている。

敏腕女性記者ヒルディは上司であり元夫でもあるウォルターに堅実な保険業者ブルースと結婚すると報告する。ヒルディに未練を残すウォルターは、最後の仕事にと死刑が確定している警官殺しの冤罪事件の取材を無理矢理引き受けさせ、あの手この手で結婚を妨害しようとするが…。(参考:映画.com)

監督はハワード・ホークス。出演は、ケーリー・グラント、ロザリンド・ラッセル、ラルフ・ベラミーなど。
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