囚人13号

イタリア麦の帽子の囚人13号のレビュー・感想・評価

イタリア麦の帽子(1927年製作の映画)
4.5
狂騒とエネルギー。世間は狭く、登場人物が強引に繋ぎ合わされた挙句ラストでセネット的に入り乱れてぐちゃぐちゃになる感じと見事に追跡を撒くシーン(傘!!)の滑稽さは見応えがある。家具や人物の高速移動といったダダイズム演出はクレールの原点であるが、仰角ショットすらもトーキー後はひっそりと姿を消していく。

にしても画質悪すぎな。これがアメリカンバージョンならフレンチバージョンもあるのか問題はいいとして、本当に1895年の映像みたいでグロテスクだった。YouTubeに高画質版アップされてないかな。
囚人13号

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