ショコラ

旅情のショコラのレビュー・感想・評価

旅情(1955年製作の映画)
3.6
クチナシの花言葉「私は幸せです」

水の都ヴェネチアを舞台にした、オールドミスのアメリカン&ダンディな中年イタリアンの束の間の恋。

女性慣れしたプレイボーイにトキめく、ウブなオバちゃん。

頑固で意思が強そうなキャサリン・ヘプバーンが演じるので、リアリティがある。

対するロッサノ・ブラッツィはイケメン過ぎだし、口説きも巧い。

ラビオリとステーキを比較した台詞のくだりは、“不倫は文化”と宣った某氏の迷言を彷彿させる(笑)

“孤独な貴女に、ロマンティックな恋の思い出を”

すみません、名作にケチをつけるつもりはないんですが…。

生真面目なヒロインらしい潔さがいい。

ロケーションも素晴らしいし、ゴンドラで運河を巡りたい♪と思うこと請け合いです。
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