DJkokiABE

バッド・チューニングのDJkokiABEのレビュー・感想・評価

バッド・チューニング(1993年製作の映画)
4.0
8/26のDavid Bowie NightでDJするのでいろいろ準備やらでナカナカ映画見れず久々のレビューになってしまいました
http://hw001.spaaqs.ne.jp/h-y-m/

リチャード・リンクレイター監督の初期の作品で、名作「アメリカン・グラフィティ」ばりの青春群像劇

1976年の終業式の日が舞台

サブタイトルの
錯乱と狂気の夏 ってのがまたいい

アメリカではヒットしたみたいですが日本では未公開らしいです

日本じゃイジメとか言われそうで想像がつかない新入生の歓迎儀式が新鮮でした

男子の尻たたき(ケツバットみたいな )や、「新入生の淫乱ども、よく聞くのよ 」を合図に女子のケチャップ、マスタードまみれの儀式や、歓迎パーティでビールや大麻でハイになったり、女の子を誘惑したり、されたりとティーンが大人になる過程で通るアホなことが沢山詰まっていてとても楽しそう

挿入歌もナイスで作り手の青春がまんまパッケージされたかのようでした

特に大好きなWarのWhy Can't We Be Friendsが流れた時は僕も以前DJでよくプレイしていたので、ぐっときました
https://youtu.be/W5FfJ89rGPc

個性的な登場人物が多くて、出演者はこの映画の後もキャリアを積んでいる人が多く、ベン・アフレック、マシュー・マコノヒー、ミラ・ジョボビッチ、レニー・ゼルウィガーなどが端役で出ていてミラ・ジョボビッチは特にずば抜けて綺麗でした

赤毛のカーリーヘアの女の子マリッサ・リビシもキュートだったので調べてみたらベック(BECK)の奥様なんですね

同じリンクレイター監督作のスキャナーダークリーでジャンキー役を演じていたロリー・コクレインがここでもロン毛にハット被ってマリファナTシャツでめっちゃ味のあるナイスな役だった

批判もあると思いますが、医療での有効性が認められているのに頭の硬いお役所仕事で未だに大麻非合法な日本のクソ法律が嫌いです

「人生はパーティだ。どうせ死ぬんだ 楽しまなきゃ 」
って台詞に共感
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