ゆうちゃん

ミルドレッド・ピアースのゆうちゃんのレビュー・感想・評価

ミルドレッド・ピアース(1945年製作の映画)
3.7
授業の一環として鑑賞。

この映画が公開された1945年、アメリカは第二次世界大戦が終わった直後で戦争帰りの兵士たちが普通の生活に戻りつつある時代。

戦時中は人手不足で女性も積極的に外で仕事をする様に勧められた。戦争が終わった後も女性たちは自分で手にした賃金や自由を手放したくなく、仕事を続ける人もいたものの、男性の家庭や社会での権威を取り戻すため、映画などでもFemme fatale(ファムファタール)と呼ばれる魔性で魅力的な男の権威を脅かす女性は最後はバッドエンドを迎えるような脚本が多かったらしい。

娘が典型的なFemme fataleだった。自分の利益のためなら親さえも巧みに使い、美貌や才能を生かして男に取り入る。自分の過ちを全く悪びれない。サイコパス!!!

授業でこの映画の背景やFemme fataleについて学んだからいつもとは全く違う視点で見ることができた。とても面白かった。
映画って深いな、、、