西本ふりつ

エリート・スクワッドの西本ふりつのレビュー・感想・評価

エリート・スクワッド(2007年製作の映画)
4.0
殺戮に満ちたアクションものにはあまり興味ないのだが、スラム、麻薬、そして警察の腐敗がブラジルのいち側面であることは伝え聞いていたので、そのディフォルメに好奇心を刺激されてしまうのは確か。
全編ポルトガル語でナショナリティを強烈に打ち出しながらも、ニヒルでマッチョなエンタメ方向に舵を切っているのは監督の個性であり、嗜好であろう。もちろん根底には、社会への問題提起も横たわっている。
とは言えそれだけの作品ではなく、スピーディで全く飽きさせない編集が冴え渡る。主人公視点でメインキャラの過去~現在を追う回想が、きっちり1時間を経過したころに足並みを揃えるという展開にも、計算が感じられた。ロケ撮影のオンパレードも臨場感たっぷり。