ピノコ

ブーリン家の姉妹のピノコのレビュー・感想・評価

ブーリン家の姉妹(2008年製作の映画)
3.8
【ストーリー】
16世紀のイングランド。田舎貴族のブーリン家には,姉のアン(ナタリー・ポートマン),妹のメアリー(スカーレット・ヨハンソン),そして弟のジョージ(ジム・スタージェス)という仲の良い三兄妹がいた。三人の父親のトーマス卿は,家の繁栄のために,世継ぎのいない王ヘンリー8世(エリック・バナ)に娘のアンを愛人として差出し,男の子を生ませようとする。
ところが,王の心を射止めたのは,妹のメアリーの方だった。既に結婚していたメアリーだったが,王の申し出を受け入れて愛人となり,男の子を授かる。
しかし,メアリーは産後に体調を悪くし,ベッドで過ごす時間が多くなる。すると王は,メアリーからアンに心変わりしてしまう。

【キャスト】
ナタリーとスカーレット,甲乙つけ難い美しさ。
エリザベス1世の生母,アン・ブーリンの実話を元に作られた作品。事実と違う部分もあるが,醜い歴史も描かれている方だと思う。悲しきかな,骨肉の争い。姉や妹がいなくて本当に良かった。

【感想】
姉弟という例外を除けば,男は必ず女を裏切る。富と権力を手に入れた男なんてなおさらそうだ。
…繰り返そう,この世の中で信じられる男は弟のみ!
女子高生の頃の私は,「この世の全ては私のもの!地球は私を中心に回っている!」と真剣に思っていた。しかし,社会を知り,色々な経験をして大人になり,「多くを望みすぎると,ろくなことがない」と悟った。「分相応」の幸せを大切にする方が,幸せを追求し続けることよりも,価値があるのではなかろうか。
大志・野心・向上心もそんなに悪いものではないが,人を踏み台にしてまで私腹を肥やし,利己的に生きていては,あとで絶対に痛い目に合う。

【名言】
姉妹の母親の言葉。
「女がどうやってわめかずに男を操るか,見てきなさい。
…主導権は男にあるように思わせるのよ,それが女の奥義。」