なつ

動くな、死ね、甦れ!のなつのレビュー・感想・評価

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)
4.3
第二次世界大戦直後の強制収容所があった“スーチャン”と言う小さな炭鉱町が舞台(監督の出身地)
殺伐としていて、大人達も生き延びる事に精一杯で子どもを慈しむ余裕なんてない。食うか食われるかだ。
主人公の男の子ワレルカ、悪ガキな印象的な瞳、子どもらしい真っ直ぐな表情かと思えば、世の中を達観したような表情を見せたりと印象的。
親友の女の子ガリーヤは、シッカリ者で包容力さえある天使。
好きとか面白いとかとは少し違う…。
彼等に魅せられ、頭にこびりついて離れない映画になった。
彼等の表情、ラストシーン、日本兵の歌が物悲しく印象的。
生緩くない映画。
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