男

動くな、死ね、甦れ!の男のレビュー・感想・評価

動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)
3.9
タイトルに惹かれてつい手に取りました。
監督の経歴もこれまた面白い。観るしかないよなぁ。

第二次世界大戦後のロシアが舞台になっている。
劇中で日本の歌がバンバン使われてて不思議な感覚になった。
日本兵の事をバカにしたりしてるシーンが昨今の日本万歳ムードに慣れている俺にビンタしてきた。

ものすごく貧乏で暴力的などうしようもない世界の中なのになぜか美しく感じてしまうシーンが多々あって、醜と美の混ざり合いが"人間"を表してるなぁ。ってスーパーガキんちょながら思った。

教会?かなんかの、螺旋階段の窓から漏れる木漏れ日のシーンと顔のアップのシーンが印象的だった。特に顔のアップをよく撮っていてやはり顔には眼を見張るパワーがあるなと思った。

胸にスターリン、背中にレーニンの刺青入れていたから誰も撃てずに射殺されなかったって話好き。

唐突な死すぎて最後ずっと、え?え?まさか終わらないよなこれ。って思ってた。死因はなんだったんですか。ガキ脳なので深いことがまだよくわかりません。

ラストシーンの解釈教えてほしい。
男