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モンスター・オブ・ザ・デッド ビキニビーチの惨劇のGreenTのレビュー・感想・評価

3.0
これ面白い!

まず、ビキニねーちゃんたちがスタイルいい!!特に最初のトップレス2人のおっぱいがとても可愛い。みんなお直ししてないし、過剰なダイエット/エクササイズしてるってカラダじゃなくて、単に本当に若いんだな(笑)

ぽっちゃりさんたちも、ヒョロヒョロの子たちも、みんなナチュラルで良い!

次に音楽がカッコいい。ベンチャーズ?みたいな、サーフロックみたいな音楽なんだけど、ちょっとタランティーノっぽかったりする。

このねーちゃんと音楽で、ちょっと『デス・プルーフ in グラインドハウス』みたいな感じ?あれはタランティーノがB級映画を気取って作ったけど、こちらはB級映画の真髄(笑)

タイトルに「ビキニビーチ」なんて入っているけど、川なのよ。しかもこぎたない小さい川!「ビーチ」というより「河原」?

太陽サンサンにビキニの女の子が!って感じじゃなくて、なぜかいつも夜。真っ暗な中、ビキニの女の子が3人ボートに乗ってマリファナ吸いながら彼氏の悪口言ってるんだけど、1人がアジア系で、なぜかウクレレを弾いている。しかもすごい下手そう。

で、1人口の悪い「ファッキン」連発する女の子が「ファッキン・フォークソングなんかつまんない!ファッキン・メタルとか弾けないの?!」とか言うんだけど、いかにも台本読んでる、って感じなのがなんかシュールで面白くて爆笑した。この娘のおっぱいも可愛い。

3人が乗ったボートはモンスターに襲われるんだけど、「キャ〜!」って悲鳴の跡、水に浮かぶウクレレ・・・みたいのが笑える。

お話は一応あって(笑)、カマロヴィルという小さな街のビーチで人が殺され、ネス湖のネッシーなどの伝説を信じている若いフォトグラファー(男)と地元ニュース番組のキャスター(女)が、川に住むモンスターを探す・・・。

このカマロヴィルって街、一体どこなんだろ?って思いながら観ていたけど、全くわからない。なんか、ニューヨークとかシカゴとか、大都市のハズレのハズレのハズレにありそうな、シケた感じの街(笑)

この街を以前牛耳っていた汚職刑事のおっさんが出てくるんだけど、なぜかアロハを着ていて、刑事だと思わなかった。この刑事が、イケアの$9.99のグリーンのテーブルが置いてあるプールサイドで昼間っから酒飲んでて、ブーンブンという名前のすげー若いガールフレンドがビキニで踊っている。

「ブーンブンは犯罪がキライだ・・・・しかしゴーゴー・ダンスが大好きなんだ・・・」

ってこのおっさんのセリフがウケた。

この刑事、トシ取ってだんだん権力が衰えてきていて、それを取り戻すために?コカインの取引で行方不明になったコカインを手に入れようとしている?

この刑事とさっきのフォトグラファー&キャスター、あと川で素手で魚取ろうとしているミリタリアみたいな男女のカップルも絡んできてモンスターの洞窟を見つけるんだけど、TVキャスターがモンスターに捕まっちゃって、その時ミリタリアの女の子が、「テレビ・レディーを離しやがれ!」みたいなことを言うんだけど、それもバカウケする!

モンスターはビキニの娘を狙っているから、近々開催されるビキニ・ゴーゴー大会を中止にしようとするんだけど、街の利権が絡んでいるからできない、って話なんだけど、この、倉庫のようなシケた場所でのゴーゴー大会は、女の子たちがトップレスにおサイケ・ボディペイントをしていてちょっと楽しい。

ちなみにエンドクレジットを観ていたら、女の子たちのビキニ・スポンサーは、moreswimsuits.com ってクレジットしてあった(笑)。

フォトグラファーの男の子とか、すっごいキモいんだけど、なんか観ている内に親近感が湧くし、この子たちがモンスターに追いかけられて「うわあああ〜」って逃げるとことか「コントの真髄」って感じでかなり笑った。

これって、だいぶ前に感想書いた『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』と同じ、いわゆる「ストーナー・ムービー」ってやつかと思うのですが、キラー・ドーナツがほんっとにどーでもいい映画だったのに対して、こっちは「B級映画、かくあるべき」って面白さがある。

あと、キラー・ドーナツもこっちも、インディー・バンドと提携しているみたいで(映画作っている人がバンドやってるのかも)、曲はカッコいいんだよね。

フォローしている茜さんがネットで観れるリンクを教えてくれたんだけど、そのリンク先は前半だけで、前半ブチ!って終わっちゃって、どこに後半があるのかわからなくて検索するハメになったけど「あーもう面白くないからいいや」じゃなくて「ここまで観たのに、諦めきれない!」ってマジで探した(笑)くらいだから、かなり面白かったんだろうな。
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