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フライド・グリーン・トマトのsonozyのレビュー・感想・評価

4.0
1991年、ジョン・アヴネット監督長編デビュー作。
アカデミー賞 2部門ノミネート:助演女優賞/脚色賞
ゴールデングローブ賞 3部門ノミネート:最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)/最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル)/最優秀助演女優賞
原作は、1987年のファニー・フラッグの小説『Fried Green Tomatoes at the Whistle Stop Cafe』

夫との関係に倦怠気味の専業主婦が、老人ホームで出会った元気な老女から聞く昔話のとりこになる。
老女が回想する昔話は、20~50年代のアラバマ州、愛する兄を事故で失い喪失感が癒えない少女とその兄の恋人との出来事。
このストーリー展開が素晴らしい。名作です。

チョコバーが手放せず肥満なエブリン(キャシー・ベイツ)と、老女ニニー(ジェシカ・タンディ)の微笑ましい交流。
二人ともキュートなんです^^

ニニーの昔話は、兄バディの事故死によって心を閉ざしてしまった男勝りの少女イジー(メアリー・スチュアート・マスターソン)と、かつての兄の恋人ルース(メアリー・ルイーズ・バーカー)の交流が描かれますが、月日が流れ、ルースは結婚し妊娠してます。
久々にルースを訪ねたイジーが見たのは、夫フランク(ニック・サーシー)のDVによるルースの顔のアザ。
イジーはルースを連れてフランクの元から逃げます。

ルースは無事子供も生まれ、二人でフライド・グリーン・トマトが名物の駅前食堂「ホイッスル・ストップ・カフェ」を営むようになります。
そこは人種差別が激しいアメリカ南部。二人は黒人やホームレスも受け入れていたため、差別主義者KKKらの襲撃を受け、ルースの夫フランクも子供とルースを取り戻そうと現れます。・・・

エブリンとニニー、イジーとルースという二組の女性の交流の描き方と、トーマス・ニューマンによる音楽もいい感じ。

フライド・グリーン・トマトと言えば、ハワイのKCCファーマーズ・マーケットのママさんのやつが食べたくなりました^^
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