ギラギラと冷たいナイフのように鋭い、鬼気迫る陰影、殺気立つ映像。恋愛関係を縺れさせるより同性愛的な恋愛感情を搦めとる方が個人的には好みだったとは感じるけど、勝手に生まれ出て、奔放に復讐に生き、無尽蔵…
>>続きを読むある復讐のため有閑マダムたちを次々と殺していく男。
表面だけ見ると理解しにくい繋がりの復讐なのだが、マダムたちの犯した罪の重さと男の背景を考えるとその感情が理解できてくる。
感情的で人間臭く終わり方…
いきなり飲み込み難いシチュエーションからのタイトルバックにセンスを感じる。
年齢を重ねた女性達が立て続けに殺害される事件が起きるのだが、彼女らにはある共通点があり、犯人である主人公(佐藤允)の動機…
何も知らない状態で観たかった…!
ネタバレになってるあらすじがなければ、切り裂きジャック的なフェミサイド事件に見せかけて、視聴者のジェンダーバイアスによる先入観を何度も転倒させる凄まじい映画体験に…
たまたま行った溜まり場の人にDVDを貸してもらったので。
松竹映画。
登場人物が多いのと、何言ってるかところどころわかんなかったけど、あるところまで行けばストーリーは明快。
ダラダラと話さない…
タイトルが表示されるまでの一人目の殺人の窒息しそうなシークエンスの陰惨さに震える。シネスコで撮られたローアングルの画面は必ずなにかに遮られていて全景を映し出すことはなく、薄闇の中で殴られる音と女の呻…
>>続きを読む佐藤充の演じる復讐鬼が怖すぎる。まるでチャールズ・ブロンソンの『狼よさらば』みたいな怨念が其処彼処に感じられるフィルムノワールとなっている。
加藤泰の演出も凄いが、やはり本作は佐藤充の怪演で持って…
アブノーマルな物語に能天気な笑いが拮抗する異常な劇画の世界。救いようのないババアらの強姦殺人がこんなにかっこよくていいのか。奥行きのある画面に粗いモノクロで映し出される人殺し同士の恋愛に、一瞬だけ差…
>>続きを読むオープニングから異様なテンション。被害者になっていく女性陣も幅広くて、もうちょっと活躍して欲しかった気もするけど絵力十分。
佐藤允と河村有紀のシーンはもう画面も半端ないし、過去とのクロスカッティング…