キム・ギドク監督の『悪い男』に続き、
同監督の『悪い女』を鑑賞。
どんなエロい悪女が出てくるのかと思いきや、全く悪い女ではなかった。
まあ、色気はあったけど…
難しいのか?
なんか、自分にはよく分からなかった。
売春婦のジナと、頑なに貞操を守り続けるヘミ。
ヘミはジナをずっと毛嫌いしていた。
でも、ある事がきっかけで2人に友情が芽生える。
そして、ヘミは驚きの行動をとるのだが…
なぜ、ヘミがこの様な行動を取ったのか理解不能。
頭の中は、?でいっぱい。
そんな事よりも、小ネタに苦笑するだけで精一杯だ。
優しいお姉さんに、筆下ろししてもらった少年。
彼の達成感と喜びに満ちた雄叫びがウケる。
童貞卒業に歓喜する束の間、性病発症。
病院へ行くと親父と鉢合わせ。
まじウケる。
そこで、父親と兄弟になったことを悟る。
人生で体験したくないシチュエーションワースト3位に入るであろうこの状況。
しかし、はたから見れば面白すぎる。
ヘミの昔の男もギャグだった。
チンピラのこの男。ヘタレで弱っ!
で、ヘミをそのヘタレから救った、男前。
お前もかっ!
こいつも結局ヘミを性の対象としか見ていなかった。
金魚、亀、鳥籠、青い門、絵画
色んなメタファーがあったけど、なんだかな…
キム・ギドク監督は、以前『メビウス』っていう超劇薬映画を観て、精神を八つ裂きにされたので、期待していたのだが(どんな期待やねん)…
『悪い男』と『悪い女』はあまり合わなかったかな。