haru

シルバー・グローブ/銀の惑星のharuのレビュー・感想・評価

3.0
私はアンジェイ・ズラウスキー。ポーランド政府に邪魔されなければ、今頃「スターウォーズ」じゃなくて、「シルバーグローブ」がシリーズ化されてたのに!

むかーしむかし、とある惑星に、地球から宇宙飛行士たちがやってきました。彼らはこの地で子を作り、やがて教祖様となり、原始的な文化を作ります。それから○年後。惑星では、人間と半鳥人シェルンが戦っていました。そこに地球からマレックという男がやってきます。彼の到来は、戦いに終止符を打つための「救世主」として予言されており、人々は彼を喜んで受け入れます。(そしてこのあとよくワカラナクナリマシタ)

制作当時、共産主義下にあったポーランドでは検閲が強化され、この作品は制作中止となりました。さらに作品の5分の1が消失してしまい、その部分については監督のナレーションで補完されています。正直このナレーションがなければほぼストーリーが理解できなかった気がします。前半はまだ良かったんですけど、後半が本当にサッパリで。みんなやたら悲観してすぐ倒れるし、マレックはいつも天に向かって意味不明なことを叫んでるしで、残念ながら深すぎて私には何も見えてこなかった…!マレックはキリストか何かなの?
しかしインパクトは絶大で、前半はおもしろかったです。
haru

haru