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タイガー刑事(でか)のurugin777のレビュー・感想・評価

タイガー刑事(でか)(1988年製作の映画)
2.7
日本版DVDで鑑賞。

ドニー・イェンが主役の様に書かれているがドニーは脇役寄りの準主役。アクションシーンはちょこっとあり。

本当の主役はジャッキー・チュンとドゥドゥ・チェン。
当時の香港映画として見れば映画は及第点と言った所、よくありがちな物語。警察物で麻薬密売の組織を追っていると言うあらすじでそこに復讐や裏切りが合い混じって…と言うストーリー。

出演者が非常に豪華。
ドニー・イェンを始め上司にサイモン・ヤム、チャウ・シンチー映画に頻繁に出演しているン・マンタ、同僚にレオン・カーヤン、悪役にユエン・シュンイーにワン・ロンウェイ。

そしてちょこっと監督のユエン・ウーピンも出演してる。

後にドニー・イェンと幾度にも渡り戦いを交えるマイケル・ウッズもこの映画で初めてドニー・イェンと戦った。
そんなアクションシーンだがメインは銃撃戦。
格闘アクションはドニー・イェンが中盤に一回、そしてラストにジャッキー・チュンとドゥドゥ・チェンがちょこっとだけ戦う。
どうもアクションがちゃんと出来る人物がドニーしか居ないためか中盤のマイケル・ウッズとの戦いがピークだったと思う。それ以降はどうも盛り上がりに欠けていた気がする。ジャッキー・チュンは本業は歌手なので、アクションは頑張っていたが殆ど代役。カメラの使い方ですぐ分かってしまう。これならドニーが主役を張った方がもっと盛り上がるアクションが出来たはず、しかし当時のドニーはまだ駆け出しであった為のキャスティングだと推測する…非常に勿体ない。

その後ドニー・イェンが主役で続編(話のストーリーは繋がってない)「タイガー・コネクション」やシンシア・カーンと組んだ「クライム・キーパー」が製作されるのだが…俺はこっちの2作の方が好きだな。

でも香港映画の中では悪くない部類だと思う、暇な時に最適だと思います。

…それにしても日本版パッケージのキャスト欄にシンシア・カーンと書いてあるのだが、何処にも出てないんだなぁ。幾ら何でも適当過ぎるだろ。誰をシンシア・カーンと間違えたんだ( '-' )



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