はる

SOMEWHEREのはるのレビュー・感想・評価

SOMEWHERE(2010年製作の映画)
4.5
エルファニングちゃんマジ天使!撮影当時は11歳とかですかね。ホントに可愛いっらしいですね〜癒し!
エルファニングちゃん目当てでなんとなく観たんですけど、コレ良い映画ですね。超好き。
言ってみればハリウッドスターの日常モノ。これといった大きな事件が起こったりはせず、スローな時間が心地よく流れていく映画です。
スティーヴンドーフ演じる主人公のジョニーマルコはスーパースターでありながら、その生活はどこか空虚で、全然キラキラしてないんですよね。もちろんリッチではあるけれど、我々が想像するようなハリウッドスターのそれではないんですよ。そんな彼が離婚した妻から娘を預かって欲しいと頼まれ、クレオ(エルファニング)との短いひと時を過ごす。ただそれだけのお話なんですがコレが良いんですよね。
思い出してみても本当になんでもないシーンしかありません。父と娘で食事したり、ゲームしたり、プールで遊んだり。でもそんな日常の中の小さな幸せや虚無感を繊細に表現しているところが素晴らしいと思います。笑ってしまうほどの長回しのシーンなんかもありますが、そのゆったりとしたテンポが次第に心地よくなってきます。さりげなく流れるフェニックスを始めとしたサントラもまた効果的だと思います。日向ぼっこしてるような36度くらいのぬるいお湯に浸かってるようなそんな映画ですが、終盤になると胸にグッとくるシーンがあったりもします。どうもこういう親子映画には弱いんですよね〜
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