ぐるぐる回りだしたら、摩擦がなければ止まらない運動みたいに、気づかぬうちに、自分の生活が勝手に回っている時がある。
私はそれもいいなと思うのも正直な気持ちとしてあるけれど、”ここ”から”どこか”へ踏み出すまでの時間が密度高く描かれている作品。
家族あるいは離れて暮らす子供という存在が、人生にふと立ち返る気付きとなるお話の”ありふれた感”はあるけれど、映画の色彩・音楽、カットすべてが好み。わりと、ぼーっと眺めているだけの気分になる映画だけど笑
ソフィアコッポラが撮る女の子はいつも可愛いけれど、エル・ファニングとなると、もう最高に可愛い。水中でのお茶会は特にかわいい。