GaPTooth

ナチスが最も恐れた男のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

ナチスが最も恐れた男(2008年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ノルウェー・レジスタンスのリーダー/マックス・マヌス(コードネームはトレク)と、マックスと行動を共にした若者たちのお話。

1940年6月。
ノルウェーはドイツに侵略される。
マックスたちは、プロパガンダの新聞を作るなど「祖国を守るために!祖国を取り戻そう!」をスローガンにレジスタンスにのめり込んでいく。

やがてスコットランドへ。リンゲ大尉の下でノルウェー初の独立中隊としての訓練を受けたマックスたちは、敵の戦線で妨害活動を行うことになる。

マルドニオス作戦を遂行し、敵の潜水艦3隻を沈めることに成功。
1943年6月7日に、国王から勲章を受ける。
この頃、後に結婚することになるティケンと出会っている。

戦場で秘密裏な工作活動の中で銃撃戦もありながら、タイミングの良さと運の強さで切り抜け、1945年5月8日にヒトラー死亡のニュースを聞いて、ノルウェーの国旗が掲げられるのを見る。

侵略された時に埋めた酒を開けて、乾杯する面々の中で、戦争での仲間の死と、金も学歴も仕事もない!という焦りがマックスの心を苛み、顔色が冴えないでいた。

1947年6月7日。戦勝パレードで、国王と同じ車に乗り込み、沿道を埋め尽くす民衆の様子を見たマックスにようやく笑顔が見られた日となった。

エンドロールで、マックスを始めとするレジスタンス・メンバーの"その後"が本人写真と共に、簡潔に記されている。
マックスは、ティケンと結婚し、仕事も成功し、81才で死去するまで幸せに暮らしたようだね。

祖国の為に...とはいえ、
大勢の人を殺して"勲章"を授与され、
大勢の人を殺して"英雄"となったマックスの物語だった。
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