アタラクシアの猫

金瓶梅IIのアタラクシアの猫のレビュー・感想・評価

金瓶梅II(2009年製作の映画)
3.7
色事師、西門慶の生涯。
性愛をテーマにした古典文学。
中国四大奇書。
「西遊記」「三国志」「水滸伝」と、この3つは超メジャー。残る1つが本作「金瓶梅」
実は「水滸伝」の中のヒーローの1人、虎退治の武松に纏(まつ)わる、スピンオフ作品。

※このレビューは、前編と後編と同一のレビューです。

金瓶梅ⅠとⅡに分かれてますが前編・後編(上巻・下巻)
Ⅰ(前編)は主人公の西門慶の少年時代から修行時代。
Ⅱ(後編)は西門慶の夫人たちの骨肉の争いを描いています。

前編90分中、セックス描写が50分。
ほぼAVで、女優さんもAV女優さんを起用。
奇書の1つだけあって、たとえば西遊記では猿が体毛を抜いて息を吹きかけると猿の軍団が出現するように、
本作も、けっこう荒唐無稽(笑)
修行のシーンでは、ペニスを鉄の如く鍛えんが為、ペニス立て伏せを敢行したり、ワイヤーアクションによるセックスの濡れ場(笑)

西門慶は、父の快楽研究家・西門達の財産を譲り受け快楽の限りを尽くす。

娶る夫人は4人。
明月(原作では呉月、貞淑な第一夫人)
金蓮(武松の兄、武大の妻。武大を毒殺して第二夫人になる毒婦)
瓶児(親友・子虚の妻。子虚を殺した後、第三夫人になる)
春梅(明月と共謀し、金蓮と瓶児を仲違いさせる策謀家の第四夫人)

ちなみに金瓶梅は、金蓮・瓶児・春梅の名の羅列。

インドのカーマ・スートラ。
日本の源氏物語など性愛をテーマにした古典文学はいくつか有るものの、金瓶梅は一際エロい。

明月役の若菜ひかるさんが、とても可愛い。
金蓮役の女優さんは劇画家・叶精作が泣いて喜ぶ様な妖艶な美貌。

基本エロですが、武大殺しによる因果応報が最大のテーマです。