青二歳

眠狂四郎 円月斬りの青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

眠狂四郎 円月斬り(1964年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

シリーズ3作目。
監督:安田公義(1/3)
脚本:星川清司(3/8)
撮影:牧浦地志(3/4)
音楽:斎藤一郎(2/5)
【巻き込まれる騒動】
幕府のお世継ぎ騒動。家斉チルドレン再び。またまた幕府中枢、今度はお世継ぎをめぐる陰謀に巻き込まれる狂四郎。また家斉の子供か。今度は男ね、どんだけアホな子いるの。

【覚え書】
矢場や見世物小屋がいいセット。大映美術のこういう質感が大好き。もちろん貧民窟のセットも言うことなし。
狂四郎が子役へ向ける笑顔のキュートさったら。アンチヒーローのギャップ萌えですよ。ふう可愛い( ⸝⸝⸝⁼̴́◡︎⁼̴̀⸝⸝⸝)
3は狂四郎が2よりちゃんとアンチヒーローしてるので、善の存在としての太十の丸井太郎が壮絶に魅力的で、なんともツボ。もう少し彼に尺つかってほしいくらい。ちょっと物足りない。
アンチヒーローと言っても太十を助けたり子供連れたり隙はあるんですけどね。というか狂四郎は子供には優しい。あとおぼこい少女も子供に勘定してるのか大抵紳士的に振る舞う。こういう所がすごいカッコいい。処女でも御構い無しにレイプするくせに破綻してると感じつつも、眠狂四郎という人物像は破綻しない不思議。

【狂四郎の女たち】
狂四郎は女の着物を斬り脱がすというトンデモない技を持っておりまして、エロいサービスショットがちょいちょいあるんですが…なんとレイプもしちゃうというね。とんだヒーロー。予告編とかエロエロですよ、まったく。この小波という役どころの東京子は新人さん。またデビュー早々えらい複雑なキャラクターの配役が当たっちゃいましたねえ。
ほか浜田ゆう子の年増なエロさも良かった。
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