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水で書かれた物語のtapes201のレビュー・感想・評価

水で書かれた物語(1965年製作の映画)
4.2
「水で書かれた物語」吉田喜重/日活/1965 学生時代、吉田監督作品の中で一番好きだった一作。観念的なうっとおしい感じがまだ少なく、脚本がこなれてる。やはり、吉田監督諸作品の中でベスト。平たく言うとお母さんが綺麗すぎるってのは問題あるっつう感じっすか。ちょっと違うけど、アントニオーニに三部作をいつも思い出す。とくに、「夜」。一柳の音楽、鈴木達夫のカメラが、炸裂。エロス+虐殺まで続く吉田監督の手による岡田茉莉子の神がかった美しさはここから。しかし、岡田茉莉子、当時32歳。リフレイン的に挿入される傘をさして歩いてる姿がとても印象的。あちゃーって感じの艶ですな。
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