ねこ無双

キャッツ・アイのねこ無双のレビュー・感想・評価

キャッツ・アイ(1985年製作の映画)
4.0
猫絶賛レビューにつき、すみません。猫加点あり。
ニューヨーク、
アトランティックシティ、
ノースカロライナを舞台にしたスティーブン・キング原作のオムニバス。

1話目に入る前のエピローグは、なぜか毛が血塗れの犬(クジョー?)に追いかけられる野良猫から始まる。必死に逃げる猫が駆け込んだトラックの扉が閉められ、猫は見知らぬ土地はるばるニューヨークへ…

この監督は猫好きさんなのかも。猫の素敵な撮り方を心得てる。ちゅうか猫の名演光る!
心配そうに覗く姿とか、シャー!とかね。

1話目 ピーター・ウィアーが悩める愛煙家。
禁煙コンサルタントを訪れるが、そこは24時間監視体制だった。
幻覚が面白い。耳からもタバコ。
昨今の風潮からすると、愛煙家だらけのパーティーが見れるの珍しいです。
オチよりもこの幻覚シーンがキングっぽくて面白い!

2話目

アトランティックシティが舞台。
金持ち男と間男の攻防。
ビルから落ちそうで落ちないスリリング。この話が一番好き。
あれやこれやビルから落とそうとするが…。
猫の正義感光る!

3話目
列車、車の荷台とヒッチハイキングして新天地へ来た猫。
少女の精気を吸い取る小鬼と勇敢に戦う猫!
ドリュー・バリモアは子役の頃から活躍していて、この映画でもすごくキュートです。
小鬼の造形がよく出来ていて、ちびっこいのになかなか動き方もリアル。ほんと小鬼いい出来ス‼︎
この話もなかなか面白い。

全編通してなぜか猫をいたぶろうとする大人たち。猫大好きなドリュー・バリモアが天使に見えた。

あまり怖くはないので、猫に何の興味もない人からすると、この映画の本当の評価ってどうなのか…。
メニュー画面の遊びが楽しい。
猫のドアップ壁紙にメニューの文字選択すると、猫の爪とぎ痕が現れる。
どうせなら、その後出てくるMGMマークの吠えるライオンも猫に変えちゃえばいいのに。