2018年 124本目
何故か今まで見てこなかったDCEUの1作目。『バットマンvsスーパーマン』を劇場で見て、冒頭の街破壊シーンが何なのか全然わからなかったけど、やっと繋がった。
ケヴィン・コスナーとラッセル・クロウを父親に持つスーパーマン。一生自慢出来るじゃんか。カル＝エルが地球に送られるシーンは、惑星ベジータから地球に派遣された悟空にしか見えなかったゾ！やっぱり、ケヴィン・コスナーのお父さんとしての姿って一番しっくりくる！ボンネット開けて車をいじってる姿すら神々しい。だからこそ、あのシーンは感動しちゃったな〜。
で、映画全体の評価としては、極上の支離滅裂。迫力だけを追い求めた末に完成したジェットコースタームービー。冒頭のクリプトンの映像から、動物はリアルだし背景は美しいんだけど、「CGが凄い」のは当たり前になってしまった今、そこにあまり感動は無い。スピード感はエグいけど、ただそれだけに留まっちゃうのがな。早いスピードで飛び回って、敵を殴って、ビルなぎ倒して、ちゃんちゃん。そこを筋の通った興味深いストーリーでカバーしてこそ、面白い映画が出来上がると思うのに、DCあるある、ヴィランがクソ。さすがに『スーサイド・スクワッド』と『ジャスティス・リーグ』に比べたらまだいい方だけど、今回のヴィランにも魅力が無い…。
凄い酷評になっちゃったけど、男の子にはバカウケするアクション映画ではあったのではないでしょうか。ハンス・ジマーの音楽が唯一の救い。
