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面白かった。
ウディ・アレンらしい皮肉のきいたコメディだ。
言うほどアレン映画に詳しいわけではないが、なんとなくのイメージで。
この作品、登場人物全員が非常に軽率で愚かだ。
誰ひとり好感が持てない。
あの名優アンソニー・ホプキンス
でさえ、そうだ。
この中では一番愚かかもしれない。
トホホな晩年だ。
聡明な役どころが多いイメージのナオミ・ワッツも例外ではない。
最後の絶望的な表情は一周回って笑える。
アントニオ・バンデラスの思わせ振りの行動は罪作りやね。
私も気をつけよう。(いつ、どこでやねん・・)
ウディ・アレンのコメディはあまりにも大人向けなので、かつての若造の僕には理解できないところが多々あった。
しかし、この作品でアレン作品がちょびっとだけ分かったような気がする。