T太郎

恋のロンドン狂騒曲のT太郎のレビュー・感想・評価

恋のロンドン狂騒曲(2010年製作の映画)
3.3
447
面白かった。

ウディ・アレンらしい皮肉のきいたコメディだ。
言うほどアレン映画に詳しいわけではないが、なんとなくのイメージで。

この作品、登場人物全員が非常に軽率で愚かだ。
誰ひとり好感が持てない。

あの名優アンソニー・ホプキンス
でさえ、そうだ。
この中では一番愚かかもしれない。
トホホな晩年だ。

聡明な役どころが多いイメージのナオミ・ワッツも例外ではない。
最後の絶望的な表情は一周回って笑える。

アントニオ・バンデラスの思わせ振りの行動は罪作りやね。
私も気をつけよう。(いつ、どこでやねん・・)

ウディ・アレンのコメディはあまりにも大人向けなので、かつての若造の僕には理解できないところが多々あった。
しかし、この作品でアレン作品がちょびっとだけ分かったような気がする。
T太郎

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