so

映画と恋とウディ・アレンのsoのレビュー・感想・評価

映画と恋とウディ・アレン(2011年製作の映画)
3.0
1935〜2012 ウディ・アレンのすべて。
ウディアレンの映画は好きだけどその数の膨大さ故に時系列を全くわかっていない自分にとって、コメディアンとしてのスタートから、ブレイクスルーとなったアニーホールで名実ともに一流映画監督となるまでの(割と順風満帆な)経歴が特に面白かった。
ゴリゴリのコメディだった頃の「バナナ」や「泥棒野郎」は1シーン断片で見るだけでも笑ってしまうし、アニーホールが「ゴッドファーザー」を撮ったカメラマンだってことも知らなかったし、ダイアン・キートンとの撮影ではアドリブが面白すぎて笑ってしまい撮影が進まない様子は微笑ましすぎる。
駄作は駄作として扱われていたり、ミア・ファローとの揉め事も語られていたり、ウディアレンの映画人生の紆余曲折がよく伝わってくるのだが、当人ウディ・アレンはずっと飄々としていて面白い。珍しいくらいに終わったことは気にしない性分なのだ。
世界中がどれだけ彼の映画を褒めたりけなしたり騒ぎ立てようが、そんなこと意に介さず近所の小さなジャズクラブでうつむきがちにクラリネットを吹きまくるウディアレンをすごくカッコいいと思った。
so

so