鰯

アウトローの鰯のレビュー・感想・評価

アウトロー(2012年製作の映画)
4.0
MIシリーズより好きかも?

白昼に球場の対岸に一台の車が停車している。男は無差別に5人を殺害し現場を立ち去るが、警察の手ですぐに犯人であるジェームズ・バーは確保される。自白を求める検察に対しバーは「ジャック・リーチャーを呼べ」と書き留める。一方そのころジャック・リーチャーはバーに関するニュースを見て、検察へと向かっていた

無骨な流れ者。わずかな手がかりや現場の訪問、目撃者との対話など、地味な捜査で真相へと迫る。お金も家もない年金暮らし。売られた喧嘩はきっちり買う。恋愛には発展しないけれど、「いい関係」は築く。妙に切ない
このホームを持たない感じがかっこいいと思ってしまうのは、古い感じもする。その古さがじわじわ響きました。アクションはそれほど多くないけれど、やるとこはきっちりやる。そして突飛なことは起こらない。頑丈な車もなければ、そもそも銃ももってない。
登場人物は多くないけれど、誰が敵かわからないサスペンスは最後までよかった。音楽もピリっとした空気づくりに貢献。130分とは思えないほど、集中してたらすぐに終わりました

この空気でしつこいほどのコミカルシーンが入っているのが、更に最高。シャワールームでの顛末、キスしそうでしない伝統芸能、何回も電話するくだり。どれも大好きです。それでいて、コメディっぽい印象を受けないのが不思議
ラストも「そんな小さなことに首ツッコむの?」というところで個人的にはツボでした