当時82歳のクリント・イーストウッド主演作(現在89歳!!)。新しい価値観を受け入れられない老スカウトマンの生き様。アナログ人間、男性社会、古い価値観…イーストウッドが凄いのはどんどん古くなっていく自分を常に客観視していて、免れないものとどう折り合いをつけて生きていくかということを考えているところだと思う。彼の近年の主演作はどれもそんなテーマに思う。『運び屋』を劇場で観たとき年配の観客ばかりだったなあ。おれがイーストウッドの年齢に近づいてきたら一連の映画を改めて観ようと思う。150歳まで生きてくれ。