高瀬とうや

ドリームハウスの高瀬とうやのネタバレレビュー・内容・結末

ドリームハウス(2011年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

オチが見え見えだったAパート(実は犯人は主人公(最終的には違うけど)で、子供たちを殺していた)とその事件の真相のBパート(欲の為に人を雇ったクズが馬鹿な男を雇ってしまったばかりに人違いでピーター一家を殺してしまった)という二段仕込みの話。
それはまぁ面白いっちゃ面白いんだけど「は?人違い殺人?は??しかも精神病患者をあっさり退院させるとか、再度施設を訪れた時にあっさり入りすぎだろ」とかツッコミどころも。

向かいのヒステリック夫の「親権どうのこうの」で「あ。こいつ事件に絡んでるな」と丸わかりでしたね。
しかし、人違いで殺されたという間抜けな真相は見抜けませんでしたが。
わぁ酷い。

切ないんだけど、主人公が自殺しなくてよかった。
「作家」になるという、伏線も回収できたし、良かったんじゃないでしょうか。
最初は「なんて役に立たない警官だ」と思ったけど、相手が殺人容疑のある精神疾患患者なら、そら「車が襲ってきた!」だなんて信じないよなぁ。
ただ、今回は冤罪だったけれど、家族の幻を見る男がうろうろしてるって、普通に考えると怖い。

【ストーリーを忘れるであろう未来の自分用あらすじ】
主人公ウィルは、都会暮らしを捨て郊外の家に引っ越して美しい妻と可愛い娘二人との生活を始めようとする。
だが、その家は昔父親が妻と子供を殺害したといういわくつきの物件だった。
その事実を知ったウィルは向かいに住む母娘に確認しようとするが、その口は重い。
独自で調査を進めるウィルは、殺人鬼ピーターが精神療養施設に収容されてると知る。
だが、ピーターはすでに退所しており行方は分からない。
その夜、何者かに車で襲われるが、駆け付けた警官はまるで相手にしてくれない。
事件を調べるうちに奇妙な違和感を覚える。
精神病院の施設長との会話の中で「ピーターは自らの心を守る為に、別人になろうとしていた。腕に着けられた認識票をいじり、ピーターの文字を削り「ウィル」と名乗っていた」と衝撃の事実を述べる。
自らがピーターだと思い出したウィルはそれでも元の家に戻り、妻と子に救いを求める。
その様子を見ていた向かいの住人・アンはピーターの妻と友人ということもあり、親身になってくれる。
空き家として封鎖された家にウィルが立ち入るのを目撃したアンは心配し、ウィルの身を案じてくれるが、そこにアンの元夫で親権を争ってるジャックと怪しげな男が現れ彼らを葬ろうとする。
過去の事件は、アンの保険金と家と親権目当てでジャックが男を雇って彼女を殺害しようとしていたが、家を間違えた男によってピーター一家が皆殺しにされたのだ。
その目的を再び果たし、ピーターの犯行にしようとする二人だったが、恐喝されて嫌気がさしていたジャックが共犯者を殺す。
家に火を放ち、ピーターとアンをも殺そうとするが、亡き妻の声に導かれ目を覚ましたピーターによって返り討ちに遭い、燃え盛る家の中に放置される。
九死に一生を得たアンとピーター。
ピーターは家族と共に死のうとするが、妻に「生きろ」と言われ、かねてから希望していた作家として「ドリームハウス」という書籍を発売し、人気を得る。
高瀬とうや

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