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ザ・レイドのHKのレビュー・感想・評価

ザ・レイド(2011年製作の映画)
4.2
インドネシア産アクション映画

相手の関節のジョイント部分を踏むことにより、膝カックンの要領で相手のバランスを崩すことによって制圧するインドネシア伝統の武道、プンチャック・シラット

それを見事に生かした素晴らしいアクション映画である。映画自体は初めは銃撃戦、中盤から武器も用いた対人格闘、終盤は完全に拳と拳の徒手格闘となっている。

コマ送りなどの撮影技術は使わず、ひたすらカット割りで魅せるスピーディーなアクションが絶妙。パンチをする際にはあまり腰の回転を使わず打つことで、より攻撃の素早さが増している。ビルという閉鎖された空間や地形を利用した戦闘も必見。エレベーターのシーンはソナチネを連想させる。

一番かっこいいのは、敵の一人、マッド・ドッグだ。やはり、銃なんかで戦うより素手で相手を倒すことで漢を魅せる。最後の主人公兄弟との2対1の戦闘は敵ながらあっぱれともいえる。

最後の切ない終わり方も個人的には好き。