カツマ

ザ・レイドのカツマのレビュー・感想・評価

ザ・レイド(2011年製作の映画)
3.9
戦って、戦って、戦いまくる!約100分間アドレナリン爆発しっ放しのノンストップのアクションシーン&フルスロットルのハイテンションでお届けする新時代の超絶アクションムービー!
ストーリーは至ってシンプル。SWAT隊員20名が敵のアジトビルに侵入し、潜伏する構成員たちと食うか食われるかの死闘を繰り広げるという、直球過ぎるサバイバルバトル!シラットという格闘術を操る新米隊員と構成員とのバトルを軸に、もはや戦争映画のような銃撃戦、そして黒幕の暗躍まで、最後まで緊張感を持続しながら爆走する!この仁義なき戦いの果て、SWAT隊員たちに明日はあるのか・・!?

〜あらすじ〜

その高層ビルは悪の巣窟。標的は最上階に君臨する麻薬王リヤディだ。SWAT隊員20名によるリヤディ捕獲作戦が遂行されようとしていた。見張りを振り切り、ビル内へと侵入したSWAT隊だったが、運悪くビル内に住まう少年に見つかり、侵入したことをリヤディに悟られてしまった。こうなったらもう強行突破しかない!
一方、新米隊員ながらこの決死のミッションに参加することになったラマには、実は他の目的があった。それはビル内にいるはずのある人物が関係しており・・。

〜見どころと感想〜

一にも二にもその怒涛のテンションで炸裂するアクションシーンを楽しむための映画だろう!序盤は銃撃戦メインだが、敵味方共に数が減ってくる後半からはいきなり往年のジャッキー・チェンもビックリの格闘シーンが大いに炸裂!ビルという狭い空間を活かし、シーンの一つ一つがプロレスのリングに見えてくるほど、格闘シーンを『魅せる』ことへの舞台設定作りが完璧な作品だ。

特にイコ・ウワイス演じるラマと、ヤヤン・ルヒアン演じるマッド・ドッグが激突するバトルシーンは圧巻の一言。銃は詰まらんとか言って、敵と拳で語り合うタイプのマッド・ドッグのキャラによって、この映画は格闘映画になれたのだと言っても過言では無いと思う。
ギャレス・エヴァンスお得意のバイオレンス描写はスカッとするほど凄惨、何気にカットもオシャレだったりする。シンプルイズベストを素で体現し、今後アクション映画の新たなスタンダードとして君臨すべく作品だ。
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